−機械翻訳− 21世紀のビジョン

アジア太平洋機械翻訳協会

アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)の機械翻訳白書編集委員会編が21世紀の機械翻訳のビジョンを示すためにまとめた機械翻訳白書。
同協会の技術動向調査委員会、市場動向調査委員会、ネットワーク翻訳研究会の各委員が分担して執筆・編集.。
機械翻訳に関する情報を網羅した興味深い1冊となっている。

「機械翻訳白書発行のねらい」

●価格 
AAMT会員 1部 2,500円(税・国内送料込)
非会員    1部 3,500円(税・国内送料込)

●申し込み

住所、氏名、連絡先、部数を明記してE-MailまたはFAXで直接アジア太平洋機械翻訳協会へ。代金はMT白書到着後、同封の郵便振替用紙にて振込み。

E-Mail: mailto:aamt0001@infotokyo.ne.jp?Subject=「機械翻訳白書」申し込み又は mailto:aamt0002@infotokyo.ne.jp?Subject=「機械翻訳白書」申し込み
FAX: 03-3518-6472


本編 目次

第1部 社会動向と口語的背景

第1章 世界の社会動向
 第1節 インターネットの動向
 第2節 電子商取引の動向と展望
 第3節 多言語情報処理

第2章 言語の重要性
 第1節 コミュニケーションの手段としての言語
 第2節 目語の経済性
 第3節 経済以外の要因

第3章 世界における言語の社会的状況
 第1節 北米
  3.1.1 米国
  3.1.2 カナダ
 第2節 欧州
  3.2.1 英国
  3.2,2 ヨーロッパ大陸
 第3節 アジア
  3.3.1 アジア全域
  3.3.2 中国
  3.3.3 韓国
  3.3,4 インド
  3.3.5 アジアのLinguaFrancaとしての英語
 第4節 日本
  3.4.1 日本人と日本語
  3.4.2 日本人と外国語
  3.4.3 外国人と日本語
  3.4.4 翻訳
  3.4.5 日本における目語研究

第2部 機械翻訳システムの現状

第1章 利用形態(システム編)
 第1節 ユーザ環境から見た翻訳ソフト
  1.1.1 インターネット上のソフト
  1.1.2 マウス検知型ソフト
  1.1.3 文書編集・作成
  1.1.4 翻訳専用エディタ
 第2節 インターネット上での情報受発信としての機械翻訳システム
  1.2.1 インターネット翻訳ソフトの登場
  1.2.2 英日翻訳ソフトの市場
  1.2.3 サーチエンジンとの連携
  1.2.4 外国語による情報発信
  1.2.5 インターネット翻訳ソフトの今後の展開
  1.2.6 受発信双方向での利用
  1.2.7 音声翻訳

第2章 市場調査(市場編)
 第1節 調査の目的
 第2節 翻訳ソフトベンダーに対する調査
  2.2.1 1998年度調査
  2:2-2 1999年度調査
 第3節 翻訳専門家に対する調査
  2.3.1 調査方法
  2.3.2 アンケートによる情報収集と集計
  2.3.3 グループインタビューによる情報収集
  2.3.4 グループインタビューによる集計結果の分析
  2.3.5 調査の将来展望

 第4節 一般ユーザに対するアンケート調査
  2.4.1 調査方法
  2.4.2 アンケートによる集計結果
  2.4.3 集計結果の分析
  2.4.4 調査の将来展望

 第3章 要素技術(要素技術編)
  第1節 機械翻訳システムの構成
   3.1.1 文法と辞書
   3.1.2 辞書の種類
   3.1.3 翻訳処理の手順
  第2節 言語処理における難しさ
   3.2.1 原言語の解析過程で生じる難しさ
   3.2.2 言語による難しさの差
   3.2.3 相手言語に翻訳する際の難しさ
   3.2.4 多言語処理環境構築の問題点
   3.2.5 文書による難しさの差
  第3節 翻訳精度向上のための新技術
   3.3.1 ユーザ知識追加の必要性
   3.3.2 ユーザ知識追加の困難さ
   3.3.3 ユーザ問で知識を共有するための新しい枠組み
   3.3.4 ユーザ辞書共通フォーマットの利点
 第4章 機械翻訳の評価
  第1節 システムの評価
  第2節 例文の評価
  第3節 制限言語
  第4節 WWW機械翻訳の評価
 第5章 翻訳品質(品質編)
  第1節 翻訳テズト
   5.1.1 使用ソフト
   5・1.2 翻訳テスト文
   5.1.3 翻訳テスト結果
  第2節 翻訳テスト評価
   5.2.1 A社
   5.2.2 B社
   5.2.3 C社
   5.2.4 D社
   5.2.5 E社
  第3節 翻訳テストについての考察

第3部 言語処理技術の将来

第1章 MTが牽引する自然言語処理アプリケーション
 第1節 実務翻訳
  1.1.1 実務翻訳の世界的な流れ
  1.1.2 実務翻訳における翻訳支援ツールとその将来
  1.1.3 実務翻訳から派生する新しい言語産業とその作業形態
 第2節 自動通訳
 第3節 自然言語対話
 第4節 多言語情報収集
  1.4.1 関連技術
  1.4.2 情報収集の将来の形態
 第5節 字幕

第2章 市場展望
 第1節 21世紀の社会像
 第2節 機械翻訳の市場展望

第3章 大規模言語資源
 第1節 自然現象としての口語
 第2節 コーパスの種類
 第3節 機械翻訳にとってのコーパスの意義
 第4節 コーパスを利用した機械翻訳
 第5節 コーパスからの翻訳知識の獲得
 第6節 機械翻訳以外のコーパス利用例
 第7節 欧米のコーパス
  3.7.1 米国
  3.7.2 欧州
 第8節 日本の動向とアジアにおけるコーパス整備の必要性
 第9節 大規模用語集

第4部 提言
第1章 要旨
第2章 背景と問題点
第3章 研究・開発の進め方

附属資料

A. 機械翻訳市場に関するアンケート調査(プロフェッショナル編)
B. 機械翻訳市場に関するアンケート調査(一般インターネットユーザ編)
C. 機械翻訳ソフトの品質評価用テスト文と翻訳結果
D. 機械翻訳関連ソフトウエアー覧     
       バベルMT研究会