BABEL UNIVERSITY
Professional School of Translation

特別講義


テーマ: 機械翻訳の統合処理

 グローバリゼーションが叫ばれる今日、言語の障壁を越える技術として機械翻訳が注目されている。講演では市販ソフトの実力を構造処理能力などの観点から説明するとともに、前編集や後編集とリライト関係についても現実的な問題と方法を考察したい。また、機械翻訳の仕組みと言語処理についても、コンピュータや言語研究の発展、開発体制との関係を踏まえて、分かりやすく解説し、これまで翻訳がどれだけ改善されてきたかについても具体的に示す。ユーザが機械翻訳に何を期待できるのか、有効な利用法はどうあるべきか、翻訳品質は今後どこまで向上するか、日英間翻訳の技術的な問題は何か、などにも言及する。さらに、グローバル化の時代に要請される多言語間翻訳の現状についても具体例を示して説明する。