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シラバス
講座名称 世界翻訳史 (Course No:52075)
コンピテンス区分 カルチュラル
履修年次 1、2年次共通
専攻/単位区分 全専攻/選択
単位数 2
講義回数 16回
プロフェッサー 川村清夫( Associate Professor)

<プロフェッサー紹介>
上智大学文学部卒業(1982)。上智大学大学院文学修士号取得(1985)。
インディアナ大学大学院にて修士号取得。インディアナ大学大学院にて博士号(Ph.D)を取得(1999)。専門は東欧史。バベル翻訳大学院の他、常磐大学国際学部、湘南工科大学で教鞭を取っている。日本語・英語の他、独語、仏語、露語、チェコ語、ポーランド語、ユダヤ(イディッシュ)語及び中国語、韓国語に堪能。
講義概要 世界史における翻訳と注釈の歴史を解説する。
講座の目的
(コースオブジェクティブ)
本講座の目的は、世界における翻訳が歴史的にどのように発展して行ったかを学生に理解させることにある。
講座の学習成果
(ラーニングアウトカム)
本講座を修了した学生は、世界における翻訳の歴史の知識を取得することができる。
講義の進行システム 1) 基本書となるテキストを読む。
2) 音声講義を聴き、テキストと講義メモの内容を理解する。
3) 課題を提出し、各自の習得度を確認する。
4) Q&Aを通じて疑問点を解消する。
配布物(テキスト他) WEB上の講義テキスト
*本講座のためにオリジナル執筆。バベル翻訳大学院著作権保有。
コースアウトライン
講番号 講の標題 履修内容の概要
第1講 言語文化、時代を超えた理解手段としての翻訳と註釈の存在 講座全体の構成の説明
第2講 ユダヤ教の「トーラー」の注釈史 1) ユダヤ史概説
2)「トーラー」の注釈としての「ミシュナ」と「タルムード」
第3講 仏典の翻訳史 1) 仏教の歴史
2) 日本における仏教
3) 鳩摩羅什
4) 玄奘三蔵
5) 「般若心経」の翻訳比較
第4講 ヒンズー教経典をめぐる帝国主義と翻訳 1) 白人至上主義の存在
2) イギリス帝国主義とインド
3) 「リグ・ヴェーダ」をめぐるイギリス人とインド人の英語訳の相違とその原因
第5講 「新約聖書」の翻訳史 1) キリスト教と「新約聖書」の歴史
2) ヒエロニムスとラテン語訳
3) ヨーロッパ諸言語への翻訳史(チェコ、ドイツ、イギリス)
第6講 ハプスブルク帝国における言語と民族問題 1) 「民族主義」という言葉の意味
2) 19世紀のハプスブルク帝国
3) チェコ人に対するドイツ化政策とチェコ語文化の復活
4) ターフェとバデーニの「言語令」
第7講 国際法と国際機関の発展 1) 国際法の父グロティウス
2) 第1次世界大戦と国際連盟
3) 第2次世界大戦と国際連合
第8講 日本の外交と翻訳の歴史 1) 国際語としての漢文と漢文教育
2) 徳川幕府と李氏朝鮮の外交文書の改竄事件
3) 開国と近代外交のはじまりとしての「日米和親条約」
4) 戦後外交のはじまりとしての「サンフランシスコ講和条約」
第9講 「論語」の注釈史 1) 儒教の歴史と「論語」の理念
2) 古註(論語集解)と新註(論語集註)の比較
第10講 日本の西洋文化研究史 1) イエズス会とキリシタン版
2) 鎖国と出島のオランダ商館
3) 「解体新書」の翻訳(ドイツ語、オランダ語、漢文、現代語)
第11講 欧米の中国研究史と「論語」の英訳史 1) イエズス会による中国情報
2) イギリス、フランスの中国研究
3) 「論語」英訳の比較
第12講 「源氏物語」の現代語訳の歴史 1) 「源氏物語」の「青表紙本」と「河内本」、「湖月抄」の存在
2) 「源氏物語」自体の成立史
3) 「源氏物語」現代語訳比較(渋谷栄一、与謝野晶子、円地文子)
4) 「からざえ」と「やまとだましひ」
第13講 欧米の日本研究と「源氏物語」英訳の歴史 1) 欧米の日本研究の発展史
2) 日本人紫式部の中国文化に対する自己主張:物語の歴史書に対する優位性
3) ウェイリー訳とサイデンステッカー訳の比較
4) 佐復によるウェイリー訳の重訳
第14講 日本の英米学、ドイツ学、フランス学 1) 明治政府による高等教育機関と欧米語教育の発展
2) イギリス文学と「ハムレット」
3) ドイツ文学と「ファウスト」
4) フランス文学と「秋の歌」
第15講 日本のスラヴ学とイスラム学 1) ロシア研究と「戦争と平和」
2) イスラム学と「コーラン」
第16講 まとめ 国際社会における翻訳と註釈の未来
評価方法/修了要件 ●提出課題 全16回 (全課題提出が必須)

この科目は、最終試験はありません。
単位認定の評価は、提出された課題の内容を5段階で評価します。
評価 得点
A 85〜100
B 70〜84
C 60〜69
D 50〜59
F 49以下
各講ごとの提出物は、評価シート(評価点数及び評価コメント)と添削(赤字表示)を付してお返しします。

●修了要件 --- B以上
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Last Revised in September 2016