PC-Transer 活用法
MT+TM機能を使いこなそう


「翻訳ソフト超入門」で一通りの操作方法が身についた方のために、数ある翻訳ソフトの中で、現在もっとも実務に役立つと思われるPC-Transer の活用法を説明します。

ここでは、PC-Transer V9を使用し、おもに付帯機能を中心に解説します。
3月20日についにV10がリリースされてしまいました。「翻訳メモリ機能の使い方」以降はV10を使用することにします。

「開く」メニューについて(2002/10/4)
テキストファイルのみならず、PDFなどのファイルを直接「開く」ことができる。

前処理フィルタと後処理フィルタ(2002/11/1)
省略形を正しい形にして読み込んだり、訳語を一括変換したりして出力する。

頻度リスト出力(2002/12/6)
ユーザ辞書を事前に作成するのに便利。連語も抽出できる。

「オリジナル文」機能と画面モード(2003/1/6)
原文を書き換えてもクリック一つでオリジナル文に戻せるので対訳データベースを作成するのに便利。
訳文を仕上げるときは編集モードで。修正は翻訳パレットを使用。

ユーザ辞書の活用法(2003/4/3)
一括登録、一括書き出しで、他のソフトと共用する。

ユーザ辞書の詳細登録(2003/4/3)
詳細登録をしてみよう。意味素性の付加で訳語をコントロールする。

翻訳メモリ機能の使い方(2003/5/6)
V10からTMXに対応。さらに強化された対訳データベース機能をとりあえず使ってみよう。

翻訳メモリ機能の使い方(2)(2003/6/17)
PC-Transerで翻訳した対訳データを翻訳メモリに一括登録する方法と、原文と訳文のファイルがすでにある場合に、そのデータを対訳形式にして一括登録する方法

対訳エディタの活用法(2003/7/15)
「中間編集」のための機能が充実。訳語挿入機能も活用してみよう。


MT(機械翻訳)とTM(翻訳メモリー=対訳データベース)の両方の機能を組み込んだPC-Transer (V6以降)は、様々な使い方ができます。うまく使えば大幅に生産性を向上させることができますが、使い方がまずいと却って効率が落ちることもあります。
何と言ってもユーザのセンスが重要です。
基本的な操作法を身に付けたら、実際に翻訳業務に応用して最も効率の良い使い方を考え出してください。
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