プロフェッサーのプロフィール

 湯浅美代子 (ゆあさ みよこ)
 1947年生まれ。中央大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程2年次在籍。1974年通信制「翻訳家養成講座」の企画・編集。1976年月刊「翻訳の世界」を創刊(編集長)。1977年3月、株式会社日本翻訳家養成センターを設立し、社長に就任。同社は10周年を迎えた1987年5月、株式会社バベルとなる。同年翻訳事業部のバベル・インターナショナルを開設、1996年米国にバベル・コーポレーションを設立。1997年バベル・スタッフを設立し取締役に就任して今日に至る。現在は本学(Babel University Professional School of Translation)のChancellorのほか、社団法人日本翻訳協会会長、社団法人日本通信教育振興協会理事(元会長)・日本通信教育学会事務局長等を務める。

メッセージ
本学の名称はProfessional School of Translationであり,学位もMaster of Science in Translationであることは、みなさんがすでによくご存知のとおりです。翻訳を単に机上の学問としてでなく、実学として捉えること、すなわち研究者を輩出することよりも、研究能力をもった翻訳ビジネスのプロフェッショナルを養成したいと考えています。これが本学の設立趣旨です。

ところで翻訳ビジネスとは何でしょうか。また、経営をするということはどういうことなのでしょうか。翻訳技術をマスターし、これを活用して社会にサービスを提供する。これを翻訳ビジネスだと説明することはできます。しかし本当にこれだけでよいのでしょうか。翻訳サービスによって提供された価値はいったい何になるのでしょうか。またこの価値は誰が評価、決定をするのでしょうか。提供する側が考えている価値と受け手(客)側の評価水準は同じなのでしょうか...。「経営とは以上のように絶え間なく問いを発し、自らそれを解決していくこと」これが私の30年間の経営経験に基づく経営哲学です。

私は"翻訳とは何か"という問いをビジネスの根本に置いて仕事をしてきました。皆さんにも是非この点について考えていただきたいと思います。なぜなら、今、社会制度、経済システム、産業構造、技術等あらゆる面で大きな転換の時代になっているからです。

それは日本ばかりではなく世界的なレベルで起きています。つまり今は、既成の価値・システムが壊れて、新しい価値・システムが誕生するための"生みの苦しみ"の時代であるともいえるのです。このような時代にあってビジネスに従事し、成功していくためには、「自分は何のために仕事をするのか」さらに「何故翻訳ビジネスに関るのか」という問いかけから導かれた事業の目的、すなわち"志"が大切なのです。

まず、この講座では翻訳ビジネスの入門篇としてその実務について学んでいただきます。その後の提出課題(レポート)の1つでは自分の事業の概要の目的 "志"について、または、そこにいたるいろいろな問いかけに対し、自分の答えを書いてみて下さい。

また既にビジネスに従事していらっしゃる方もおいでと存じます。ビジネス体験や、今困っていることなどをテーマに意見交換ができるのも楽しみにしています。


講師のプロフィール

 大坪義明 (おおつぼ よしあき)
1960年生。早稲田大学法学部卒業。1985年、株式会社日本翻訳家養成センター(現・株式会社バベル)入社。バベル翻訳・外語学院(現・BABEL UNIVERSITY)で広報および教務運営に従事した後、バベル・プレスで出版及びアセスメント業務に携わる。現在、株式会社バベルR&D担当ビジネス・オーガナイザー。共著:『おしゃれに翻訳ゼミナール1〜3』(社団法人日本監督士協会)

第1回を担当
森 俊一 (もり としかず)
1956年生。東京大学教育学部教育心理学科卒業。1983年、株式会社日本翻訳家養成センター(現・株式会社バベル)入社。同年東京大学大学院教育学研究科(2年在籍)。バベル翻訳・外語学院(現・Babel University)で教務運営及び翻訳教育に従事した後、バベル・インターナショナル(現・トランスメディアセンター)で翻訳実務に携わる。現在、株式会社バベル、トランスメディア・センター担当ビジネス・オーガナイザー。

第2回、第4回を担当
小室 誠一 (こむろ せいいち)
1953年生。京都外国語大学外国語学部英米語学科卒業。
旅行会社勤務の後、1989年に株式会社バベルに入社。
通信講座のインストラクター、翻訳コーディネーターを担当。MTプロジェクトでDUET EJ/2の評価、MTスペシャリスト講座の教材作成および講師、パソコン通信による機械翻訳後編集サービスの立ち上げ、トランスメディア・カレッジ(翻訳支援ソフトTM/2演習クラス)の講座企画運営等を行う。現在は、Eラーニング・システム・テクノロジストとしてオンライン講座の開発を担当。バベルMT(機械翻訳)研究会主宰。

第3回を担当