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>>PC-Transer 翻訳スタジオ活用法

PC-Transer 翻訳スタジオ2007のインターフェース

翻訳スタジオではデフォルトで下図のように、左上が対訳エディタ、右上が訳語ペイン、左下が翻訳メモリペイン、右下が辞書ペインとなっています。

これが使いやすいかどうかはユーザの間でも意見が分かれるかもしれません。ただ、各ペインの表示はある程度変更できるので、自分の好みあるは必要性に応じてカスタマイズすると良いでしょう。

翻訳スタジオ以前のバージョンになれている人は、対訳エディタだけ残してその他のペインはすべて閉じてしまっても良いでしょう。

私は通常は以下のように対訳エディタだけにして使っています。

このような状態にするには、各ペインの×ボタンをクリックして閉じてから、「ツール」→「カスタマイズ」→「ツールバー」とたどって、「ツールバー カスタマイズ」画面で、ツールバー一覧にある「翻訳メモリ」のチェックを外すと完了です。

【FLASH動画解説】→ pctrns01.swf(948)

対訳エディタの操作は翻訳スタジオ以前とほぼ同じで、ダブルクリックで訳語対応、そのままもう一度クリックすると訳語リストが表示されて訳語の変更ができます。以前と違うのは、訳語リストから品詞変更ができないことですが、任意の語句の上で右クリックして表示されるメニューから品詞を変更ができるのでそれほど面倒ではないでしょう。翻訳スタジオでは語句をクリックしなくてもマウスカーソルをかざすだけで、対応する訳語の文字が赤くなる機能が付いたので、迅速に訳語の確認ができます。

活用のポイント

●必要なペインのみ表示、英日翻訳のみの設定で起動時間が大幅に短縮

翻訳業を営んでいる人なら、仕事を始めてから終わるまで翻訳エディタを開きっぱなしにして作業をするかもしれませんが、そうでない場合には、必要な時にパッと開いて、終わったら即座に閉じるという使い方をすることが多いのではないでしょうか。
例えば、報告書を作成している途中で、英語の文献を翻訳して引用する必要がある時など、すばやく起動して使えれば便利です。特に、専門用語が多く辞書を引く間も惜しいほど時間がない時には、「専門語辞書自動選択」機能と合わせて使えば効果は抜群です。

ただ、初期設定のまま起動すると、なかなか開かずイライラすることがあります。
これは欲張ってほとんど全ての機能を一度に開こうとしているためです。すぐに使わない機能は、使うときに起動すれば良いのです。筆者の場合、最初は対訳エディタだけ開くようにしています。翻訳メモリのツールバーも非表示にしてエディタを少しでも広くして使っています。さらに、翻訳方向も良く使う英日翻訳だけにしています。このように設定すると、翻訳エディタの起動が目に見えて速くなります。使いたいときにすぐに開くのでストレスがありません。


記事の内容は筆者自身のノウハウに基づいております。記事の内容によって万一損害を被ることがあっても一切責任を負いません。また、この記事の内容に関して発売元の株式会社クロスランゲージへの問い合わせはご遠慮ください。(小室誠一) 

最終更新時間:2007年11月30日 10時12分17秒