メディカルジャーナリズム翻訳 インターネット通信講座(eラーニング)
学習内容
英文メディア(新聞、インターネットニュース、一般雑誌)で、一般向けの医学・医療に関する記事を読み、英日翻訳の演習を行う。講師メッセージ 武岡幸代先生
本講座では、一般的な雑誌や新聞の紙面に掲載されている医学や医療に関する記事を翻訳するための技術を学びます。テキストに採用した記事はほとんどが、インターネットで閲覧できる電子版一般総合ニュースからです。医学特集記事になっているものもありますが、それらも全て一般大衆向けの情報です。しかし、たとえ専門記事ではなくても、専門的な知識が必要になる場合もあります。その際にその言葉をどのように対処するのがよいのか、そして、どのような表現をするのがふさわしいのかを一緒に考えたいと思います。
医学に関する記事といっても、幅広く、しかも奥深いのですが、なるべくさまざまな方面の記事を取り入れ、しかも現在のトレンドに対応できるように工夫しました。しかし、皆様もご存知のように、刻一刻と医療情勢や研究結果によって国民の意識や常識が変化してまいります。あくまでもテキストを作成した時点での状況を反映していますので、皆さんが講義を受けられる時点では、その理論は覆されているかもしれません。常にアンテナを張って変化に対応できるようにしておいてください。
何事においても、同じかもしれませんが、数をこなせば技術は自ずと身に付いてくるものです。皆さんも、日常生活でなるべく多くの記事に目を通されることをお勧めします。そして、それらを翻訳する際に役立つスキルがこの講座を終了する時点で身に付けられていることを願っています。
※講師プロフィール等は、無料体験版でご覧いただけます。
カリキュラム
回 | 表題 | 概要・ポイント |
---|---|---|
第1回 | 疫学 |
流行や傾向、疫学調査の発表を題材に作成された記事を扱う。 |
第2回 | 生活習慣と予防、ワクチン |
病気の予防を扱った記事や、ワクチンに関する記事を扱う。 |
第3回 | スクリーニングと早期発見 | スクリーニング検査に関する記事を取り扱う。 |
第4回 | 応急処置、災害時非常時医療 | 家庭での応急処置、救急医療に関する記事を扱う。 |
第5回 | 医療にかかわる人物や団体の紹介 | 医療に携わる人や団体に関する記事を扱う。 |
第6回 | 病気の新しい発見・認識 | 既知の病気に対する新しい情報に関する記事を扱う。 |
第7回 | 中毒・環境汚染 | 食中毒、薬物中毒、環境汚染に関する記事を扱う。 |
第8回 | 新しい治療・技法や手段 | 新しい治療でも、特に技法に注目した記事を扱う。 |
第9回 | 新しい治療・遺伝子 | 新しい治療でも、特に遺伝子に注目した記事を扱う。 |
第10回 | 新しい治療・薬剤 | 新しい治療でも、特に薬剤に注目した記事を扱う。 |
第11回 | 新しい治療・医療機器 | 新しい治療でも、特に医療機器に注目した記事を扱う。 |
第12回 | 新しい治療・セラピー | 三つの例文を用いて、新しい治療でも、特にセラピーに注目した記事を扱う。 |
第13回 | 新しい治療・代替医療 |
新しい治療でも、特に代替医療に注目した記事を扱う。 |
第14回 | 医療保険・政策 | 医療保険に対する論議や医療政策の変更などに関する記事を扱う。 |
第15回 | 医療事故・訴訟、副作用 | 医療事故や医療訴訟、また、副作用報告などの記事を扱う。 |
第16回 | 医療倫理 |
医療倫理(産科領域、移植、脳死)に関する記事を扱う。 |
使用教材
●講義音声
●講義用テキスト
●提出課題
受講方法
(1) 音声講義を聴く。(2) 各回の課題を提出する(全16回)。 ※後日チェック済み答案と評価シートを返却。
(3) 全課題提出後、修了証の発行。
受講料金・受講期間
【講座名】 メディカルジャーナリズム翻訳【講座の種類】インターネット通信講座(eラーニング)
【受講期間】開始から12ヶ月以内(期間延長可/早期終了可)随時開始可
講義の聴講や課題提出は、受講期間内にいつでもご都合のよいときにできます。
【受講料金】
88,000円(税込) ※初回のみ入学金9,900円(税込)別途
申込方法
【申込方法】以下の受講申込フォームをご利用ください。【支払方法】「銀行振込」または「クレジットカード(一括)」(VISA・MASTER)
受講料のお支払い手続き完了後、受講方法(学習プラットフォームMoodle)についてご案内いたします。
その他
・学習プラットフォーム「Moodle」を使用します。
本講座は、医学の専門的な翻訳ではなく、一般向けの医療や医学に関する記事の翻訳となります。課題の英文を読んで内容の概要をつかむのはあまり苦労はしませんでしたが、いざそれを日本語に表現することは難しかったです。たとえば、パーセンテージ表記は、「%」と記号で表すとばかり思っていましたが、メディカルジャーナリズムでは専門誌でないかぎり、たいていはカタカナ表記にする、欧米の人の名前の表記も英文表記でなく、カタカナ表記で、日本語の敬称もつけるという慣習的なもの等を丁寧に教えていただきました。英語の一般的な表現で、それが何を意味しているかのイメージはつくものの、日本語にぴったりとした表現がないものについては、意訳して「このような表現にしてみました」とコメントをつけて課題を提出し、添削結果を待ちました。
課題のトピックについては、身近なものから、最近ニュースになったものまで興味深いものが多かったです。トピックになっている事象や病気については、専門のサイトで確認し、内容をある程度理解し、一旦直訳で訳し、その後専門的すぎない一般的な平易な表現にしていくという方法で訳していきました。扱う分野がヘルスケアであり、読み手に誤解を与えることのないよう、あいまいな表現、誇張した表現、誤訳、誤記などはないように特に注意をしました。これらの作業はたいへんではありましたが、少しずつ進め方がわかってくると楽しい作業になってきました。毎回真っ赤になって返ってくる添削も楽しみでした。
本講座で、課題をどんどんこなしていくことで医療や医学に関連する記事の翻訳の実践のスキルが身につくと思います。
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