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バベル翻訳大学院は、1974年創業の翻訳学校 - 文芸翻訳、金融・IR翻訳、特許翻訳、医薬翻訳、法律翻訳など、世界中どこでも受講できます。

修了生・受講生の声

翻訳仏文法修了生

シャラン山内由紀さん

シャラン山内 由紀(フランス在住)
CHARRIN-YAMAUCHI Yuki

翻訳仏文法・基礎科、続いて本科(現在はフランス語出版翻訳<即戦力>講座)と受講され訳書「ペリネのエクササイズ」「「妊娠・出産でもっと輝く女性のからだのケアガイド」をメディカ出版社より姉妹版刊行。

本本

助産師として5年間働いた後、結婚を機に渡仏して今年で18年。バベル翻訳仏文法・基礎科受講のきっかけは、フランスで女性の尿失禁の予防を目指したド・ガスケ医師の著書に出会い、助産師の立場から「これは絶対に日本で紹介すべき本だ」と直感し、「それなら自分で翻訳してみては?」と思ったことが始まりです。  

バベルで添削して頂いた課題は今でも私の原点として大切に保管してあります。仏文法・基礎科を終えた後、本科では様々な専門分野の難解な仏文の翻訳に何度も根をあげそうになりましたが、直筆の添削(現在は添削専用ソフトを使用)と先生方のコメントを読むのが楽しみで最後まで継続できたと感謝しています。

2011年と2012年に実現した2冊の翻訳出版は、突撃隊のような出版社への持ち込み企画でした。翻訳家を夢見て2003年からバベル仏文法・基礎科で勉強をしながら、並行して2004年に企画の持ち込み、2005年に企画会議通過。それからは現地でのトラブルで話が白紙に戻りそうになるといった紆余曲折の中、いつかはかならず出版される日が来ると信じてコツコツと翻訳作業を続けました。

その間、本科修了、そしてBPT検定(バベル・プロフェッショナル・トランスレーターテスト)2級取得が心の支えであり、自信につながりました。2010年に出版社との契約が決まってから1年半で計500ページ近い2冊の原著を翻訳出版という、無名の新人にはハードなスケジュールでしたが、6年かけて下訳を仕上げていたので、なんとか間に合いました。

今は定本された邦訳を手に、訳文に対する翻訳家の責任の重さを痛感しています。